2026.11.06 活動報告 院長中山が約400名の歯科医療関係者が集うインプラント講演会に登壇しました
2026年10月25日(日)、東京都中央区の日本橋三井ホールにて開催された、メガジェンジャパン主催講演会「抜歯即時埋入の源流と伝承 ~手技の追求を超え、患者の利益のために辿り着いた神髄~」にて、当院院長中山が演者の一人として講演を行いました。

歯科医師をはじめとする約400名の方々が参加された同講演会では、インプラント治療の第一線で活躍する歯科医師らが幅広いテーマで講演を行いました。当院院長中山は「審美領域の抜歯即時埋入」をテーマに、実際の当院症例を交えながら、患者さまの身体への負担を抑え、機能性と美しさを両立させるインプラント治療について講演しました。


患者さまの利益を最優先する「Minimalism」のインプラント治療
今回の講演会は、「Minimalism(ミニマリズム)」という哲学に基づくインプラント治療が大きなテーマでした。Minimalism(ミニマリズム)とは、不要な処置をできる限りそぎ落とし、自然治癒力を引き出し、患者さまの身体への負担を最小限に抑えようとする考え方です。
当院では、院長中山が師事する林揚春先生が提唱する4Sコンセプト(短期間(short)、安全(safety)、小さな切開(small)、簡単な術式(simple))、そしてこのMinimalism(ミニマリズム)の考え方を大切にし、低侵襲(身体への負担が少ないこと)なインプラント治療を追求してきました。その代表的な治療方法が、今回の講演会でも取り扱った抜歯即時埋入(抜歯したその日のうちにインプラントを埋め込む方法)です。
これまで既に、抜歯即時埋入と一般的なインプラント治療の違いはご紹介してきたので、ここでは簡単に触れるにとどめますが、これまでの一般的なインプラント治療では、抜歯後、骨や歯ぐきの回復を待ってからインプラントを埋め込むことが大半でした。他方、抜歯即時埋入では、抜歯後すぐにインプラントを埋入するため、基本的に手術は1回で済み、治療期間も大きく短縮できるケースが大半です。
もちろん、 Minimalism(ミニマリズム)に基づくインプラント治療は、単にインプラント手術を簡単にするものではありません。各種検査データなどから患者さまのお口の状態を的確に見極め、必要な処置を適切に選択することが不可欠です。決して外してはいけないこれらの事柄も、講演会ではしっかりとご紹介しました。

インプラント治療は「噛める」だけでなく「見た目の美しさ」も重要
今回、院長中山が講演した「審美領域の抜歯即時埋入」は、前歯をはじめとする、特に美しさが求められる部分のインプラント治療に関する内容が中心でした。
インプラント治療において、再びしっかりと噛めるようにすることは、言うまでもなく大切です。しかし、特によく見える場所の治療では、天然歯と見間違えるレベルの美しさを兼ね備えることも欠かせません。例えば前歯のインプラント治療では、人工の歯の色調や質感が周囲の歯となじむことはもちろん、歯ぐきの高さや形状、歯と歯ぐきの境目など、口元の印象を左右する要素にも徹底した対処が求められます。たとえ人工の歯が美しく仕上がったとしても、その周囲の歯ぐきの凹凸が不自然であったり、一連の歯並びを見た時に歯ぐきの高さが揃っていない場合などには、治療した部分が目立ってしまう結果にもなりかねません。だからこそ、多面的に審美性(自然で美しい見た目)まで熟考することが大切なのです。
少し専門的なお話になりますが、歯を抜いて時間が経つと、たいていの場合、その周囲の骨や歯ぐきの形が変化します。しかし、審美性にこだわる抜歯即時埋入では、歯を抜いたその日のうちにインプラントを埋入するため、こうした組織の変化が起こりにくくなります。また、ご自身の歯の根っこの一部を歯ぐきの中にあえて残す「ルートメンブレンテクニック」という特殊な処置を行うことで、歯ぐきの自然な凹凸を維持することもできます。
このとおり、「審美領域の抜歯即時埋入」は、身体への負担の軽減や治療期間の短縮はもちろん、見た目の美しさを追求するうえでも有効な手段となります。そんな、機能性と審美性の双方を追求するインプラント治療について、実際の治療計画やCT画像、術中写真などを用いて、できる限り詳細に歯科医療関係者の皆様にご紹介しました。

当院の実際の症例を通じて「再現性のある治療」を解説
今回の講演内容のもう一つのポイントが、「再現性のあるインプラント治療」です。再現性とは、インプラント治療を行う歯科医師の経験や感覚だけに頼るのではなく、医学的根拠に則った適切なプロトコール(手順やルール)に基づくことで、安定した結果へと導くことです。
インプラント治療を行うにあたっては、患者さまによって、骨の形状や歯ぐきの状態、噛み合わせなどが一人ひとり異なります。このように前提が異なったとしても、一人ひとりの状態を正確に把握し、どの患者さまにおいても適切な治療結果に導くことは、言うまでもなく大切です。
例えば、歯科用CT(肉眼では見えない顎の骨の形状・量などを立体的に確認するための装置)などを用いた的確な状態の把握、そしてこれら情報に基づき、インプラントの埋入位置・角度、補綴物(人工の歯)の形状まで一連で考える治療計画においては、再現性を叶えるための大切なポイントがいくつもあります。本当は、講演会でご紹介した再現性のポイントについてもご紹介したいのですが、かなり専門的な内容になってしまうことから、また別の機会に、一般の患者さま向けにわかりやすく解説させていただこうと思います。

この通り、当院院長中山は今回の講演会において、審美領域の抜歯即時埋入をテーマに、その知識や技術、そして歯科医師の先生方に同様のインプラント治療を展開いただける再現性について、当院の症例を用いながら、歯科医療関係者の方々にご紹介させていただきました。

全国へ、患者さまの身体に優しいインプラント治療を
院長中山をはじめとする当院歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士のメンバーは、日々の診療に加え、各種講師活動や国内外の各種講演・学術発表にての学び、専門書の執筆など、診療以外の活動にも精力的に取り組んでいます。
私たちがこれらに取り組む理由は、単に知見や技術を紹介したいからではありません。全国の歯科医療関係者の方々に知識や経験をお届けし、互いに研鑽を重ね、よりよいインプラント治療を広く普及させたい。患者さまの身体への負担が少ない、患者さま目線の治療で、一人でも多くの方に再び噛めるお口を取り戻してほしい。その思いこそが、私たちが対外的活動に力を注ぐ最大の原動力です。

インプラント治療を受ける歯科医院は、何を基準に選ぶべきか
さて、講演のご紹介から話は変わりますが、インプラント治療をご検討中の方の中には、「インプラント治療を受ける歯科医院の選び方」、すなわち「どこの歯医者を選べばよい?」「インプラントが上手な歯医者は?」と悩まれている方も多いと思います。
インプラント治療は、どこの歯科医院も同じではありません。前述のとおり、お口や顎の骨の状態は、患者さま一人ひとり異なります。そして、ドクターの診断・採用する術式・治療計画等によって、手術回数、治療期間、すなわち身体への負担、さらには審美性も異なります。
例えば、このコラムで紹介した内容だけに限定しても、次のような医院選びの視点が挙げられます。
☑ 最低限の手術回数・短い治療期間を考え、身体への負担を抑える治療をしてくれるか
☑ 機能性だけでなく、歯の色や質感・歯ぐきの形状などの自然な美しさも重視しているか
☑ 医学的根拠に基づき、患者さまごとに適切な治療方法を提案しているか
そして、
☑ 実際の治療症例を公開し、治療前後の状態を確認できるか
☑ リスクや治療可否、治療後のメンテナンスなどを十分に説明してくれるか
も大切です。症例や治療可否、治療後のメンテナンス等については、当院インプラントサイトの各所にて詳細にご紹介しています。インプラントをする歯医者選びの参考に、是非ご覧ください。

大阪でインプラント治療をご検討中の方へ
「インプラントは大きな手術になりそうで怖い」、「インプラント治療は痛みや腫れが心配」、「何度も手術をせずにインプラント治療を終わらせたい」、「インプラントだと気づかれないレベルで、自然で美しく治療したい」…、例えばこんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に、大阪市西区のなかやま歯科にご相談ください。
当院のインプラント治療の数々のこだわりは、当院インプラントサイト(ここをクリックするとインプラントサイトにジャンプします)にて詳しくご紹介しています。
また当院は、他の歯科医院でインプラント治療を提案されたものの、説明内容・治療計画・手術内容に不安がある場合などのセカンドオピニオンでも、たいへん多くの患者さまにご来院いただいています。
当院にご足労いただければ、ウェブサイトでは公開していない膨大な量の実症例をご覧いただきながら、より詳しいお話をさせていただきます。インプラント治療を行う歯科医院に迷っていらっしゃる方は、ぜひお気軽にお電話・オンライン予約にてご連絡ください。
