咬筋ボトックス治療|四ツ橋駅直結・心斎橋駅地下接続の歯医者「なかやま歯科」

Botox 咬筋ボトックス治療

お口を守るための、咬筋ボトックス治療

お口を守るための、咬筋ボトックス治療

ボトックス治療(ボツリヌス療法)と聞くと、小顔やシワ取りなど、美容目的での治療を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし、歯科医院で行う咬筋ボトックス治療は、美しくなるための美容医療とは異なります。咬筋ボトックス治療の最大の目的は、過剰な噛む力(咬合力)を適切にコントロールし、歯や顎への負担を軽減すること、すなわち皆さまのお口を守ることに他なりません。

寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、起きている間に意識して強く噛みしめたときの約2〜3倍、時には体重以上の非常に大きな力が歯にかかります。これらは歯のすり減りや亀裂、破折の原因となるほか、詰め物や被せ物・インプラントにも大きな負荷がかかります。また、顎関節や咀嚼筋の過緊張をはじめ、さまざまなお口のトラブルの一因にもなります。

当院では、科学的根拠に基づき、噛む際に強く働きすぎる筋肉の力を穏やかにすることで、筋肉の出力そのものを適正なレベルへと導く咬筋ボトックス治療を行っています。

当院が採用する「H-N式歯科ボツリヌス療法」とは

当院が採用する「H-N式歯科ボツリヌス療法」とは

有名専門書「インプラントジャーナル」2026年105号にも掲載されている「H-N式歯科ボツリヌス療法」は、当院院長の実兄である中山浩之先生が提唱する、噛む力のコントロールを目的とする治療です。
当院では、中山浩之先生による直接の講義、実地指導により理論・手技双方を熟知した歯科医師が、科学的根拠に基づく咬筋ボトックス治療を行っています。

歯科の治療と噛む力には、深い関係があります

歯科の治療と噛む力には、深い関係があります

あまり知られていませんが、噛む力は、むし歯や歯周病、矯正治療、インプラント治療などに大きな影響を与えます。たとえしっかりと治療を行っても、噛む力の影響により、再びトラブルが生じるケースも少なくありません。ここでは、咬筋ボトックス治療によるトラブル回避・症状改善をご紹介します。

☑むし歯との関係

むし歯との関係

「毎日歯磨きもフロスもしっかりしているのにむし歯になった」という場合、過剰な力によって歯に亀裂が生じ、亀裂内部の細菌の繁殖によってむし歯が発症・進行した可能性があります。ごく小さな亀裂に入り込んだむし歯菌や歯周病菌は、セルフケアではなかなか対処が難しいケースもあります。咬筋ボトックス治療で噛む力を穏やかにすることは、亀裂の発生を抑え、むし歯の予防にもつながります。

☑歯周病との関係

歯周病との関係

歯周病の主な原因はプラーク(歯周病菌)ですが、実は過剰な噛む力も歯周病を進行させるひとつの要因です。過剰な力によって生じた微細な亀裂が歯ぐきの内部に進展すると、その隙間に沿って細菌が侵入し、炎症を深部まで広げてしまいます。歯周病予防・治療においては、「プラークコントロール(歯みがき)」に加え、噛む力そのものを適切に整えることが大切です。

☑矯正治療との関係

矯正治療との関係

矯正治療は、弱い力を加え続けることで少しずつ歯列を動かします。この時、噛みしめや食いしばりなどがあると、歯が動きにくくなる、矯正装置が破損しやすくなる、治療期間が長引く、治療後に後戻りしやすくなるなどの問題が生じやすくなります。また、歯列アーチに外側から強い力が加わると、アーチはV字型のように狭くなってしまいます。矯正治療では、実は噛む力や筋肉のバランスを整えることも大切です。

☑インプラント治療との関係

インプラント治療との関係

歯を失った原因が通常をはるかに超える力の場合、咬筋ボトックス治療により噛む力を低下させたうえでインプラント治療を行うことは、理に叶った新しい治療です。またインプラント治療後においても、咬筋ボトックス治療によって筋肉の出力を適切なレベルに調整することで、インプラントへの過度な力を軽減することができます。この結果、被せ物の破損やインプラント歯周炎のリスクを低減し、治療した歯の長期的な安定に繋がります。

咬筋ボトックス治療の登場で変化した歯科治療

これまでの歯科治療において、「力」の「出し手」側、すなわち噛む力はコントロールが難しい要素でした。そのため、「力」の「受け手」側を守る観点から、ナイトガード(マウスピース)などで負担を軽減する方法が一般的でした。

歯科医師の立場からお伝えすると、実はインプラント治療でも歯周病治療でも補綴治療でも、患者さまのお口を守るために、「力と戦わなければならない」という場面は日常茶飯事です。しかし咬筋ボトックス治療により、これまでとは違う、「力」の「出し手」側にアプローチする治療が可能になりました。

お口というのは、実は「力」という犯人によって壊れることが非常にたくさんあります。そんなこれまでの犯人の力を弱めることができる咬筋ボトックス治療は、実はお口を守る画期的なアプローチと言っても過言ではありません。

咬筋ボトックス治療の登場で変化した歯科治療

美容ボトックスと歯科でのボトックス治療の違い

美容外科や美容皮膚科で行われているボトックス注射(エラボトックス)は、主に美容(小顔やフェイスライン改善)を目的に、エラ部分に注射を行う治療です。美容目的であれば美容外科や美容皮膚科での処置は適切ですが、歯ぎしりや食いしばりの改善を目的とする場合、エラボトックスで改善できるとは限りません。

対して、当院が採用するH-N式歯科ボツリヌス療法は、噛む力に強く深く関連する「咬筋深層」などに対し適切に注射を行うことで、噛む力を調節することを目的としています。

美容ボトックスと歯科でのボトックス治療の違い

「咬筋深層」にアプローチする「H-N式歯科ボツリヌス療法」

「咬筋深層」にアプローチする「H-N式歯科ボツリヌス療法」
側頭筋こめかみ
部分の筋肉
咬筋
浅層
エラ部分の
筋肉
咬筋深層エラ部分の
筋肉

H-N式歯科ボツリヌス療法は、前述のとおり小顔を目的としたエラ部分のみへの注射ではなく、噛む力に深く関与する咬筋深層を中心とする適切な部位に注射することで噛む力をコントロールすることが最大の特徴です。噛む力が歯や顎に与える影響を総合的・医学的に診断し、適切なアプローチにより、過大な咬合力からお口と全身の健康を守ります。

マウスピース治療との違い・併用の重要性

マウスピース(ナイトガード)治療は、歯ぎしりや食いしばり対策としてよく知られています。マウスピース治療は、装着することで噛む力を受け止める「受動的な治療」といえます。ただし、装着を忘れたり中断すると、歯の破折リスクなどが生じてしまいます。

咬筋ボトックス治療は、筋肉の働きを調整することで噛む力そのものを下げる「能動的な治療」です。

当院では、最初に選択すべきは、噛む力そのものを抑える咬筋ボトックス治療だと考えますが、それだけでなく、マウスピースを併用することこそ、より確実で理想的な力のケアができると考えています。

マウスピース治療との違い・併用の重要性

治療の流れと効果の持続について

①診査・診断

①診査・診断

歯の摩耗、亀裂、噛み合わせ、咀嚼筋の状態、顎関節の動きなどを総合的に評価したうえで、咬筋ボトックス治療が適しているかを判断します。

②処置

②処置

治療内容を十分ご理解、ご納得いただいたうえで、咬筋深層などに注射を行います。所要時間は5分程度です。

③効果の発現

③効果の発現

数日から1週間前後で噛む力の低下を実感いただけます。当院では口腔機能モニターで咬合力を計測し、効果を数値で確認しています。

効果の持続期間について

咬筋ボトックス治療の効果は約3〜6か月程度が目安となります。しかし、継続的な咬筋ボトックス治療は累積効果(治療を繰り返すことで、脳から発せられる過剰な噛みしめ指令が徐々に抑えられ、筋肉が再び強く働きにくくなる効果)が見られるため、長期的には治療間隔が長くなる傾向があります。

まずはお気軽にご相談ください

まずはお気軽にご相談ください

歯ぎしりや食いしばりが気になる、歯がすり減ってきた気がする…、これら明らかな症状がある方に限らず、もしかしたらと思うことがあれば、どうぞお気軽に当院までご相談ください。噛む力による問題は、ご自身ではなかなか気づくことが難しく、専門的な診査によって明らかになるケースも少なくありません。

当院では、お口と全身の健康を守るため、患者さま一人ひとりに応じた適切な咬合コントロールを提案いたします。

咬筋ボトックス治療の注意事項

●ボツリヌストキシン製剤注入治療について

・ボツリヌストキシン製剤注入治療(以下、ボツリヌス治療とする)は、ボツリヌス菌から産出される「ボツリヌストキシン」が筋肉の働きを抑制する作用を利用した治療です。

●効果

・筋肉を弛緩させる作用(咬筋への注入による歯ぎしり・食いしばり改善効果など)があります。

●治療内容

・ボトックス治療は、咬筋深層などにボツリヌストキシン製剤を注入し、噛む筋肉の働きを抑制する治療です。
・治療期間の目安は1日、治療回数の目安は1回です。
・費用は44,000円(税込)/1回です。
・治療期間・回数はあくまで目安であり、症状などによって異なりますので、詳細は歯科医師にご確認ください。

●作用期間

・筋肉の縮小効果は、通常投薬後、数日~数週間を過ぎたころから実感され始めます。
・ボツリヌス治療の作用期間は3~4ヵ月ですので、効果が薄れるこの時期に次の投与を行うことが推奨されます。
・まれにボツリヌストキシンに対する抗体をお持ちの場合(1,000人に1~2人くらいの場合)、効果の減弱や作用期間の短縮などが認められます。

●副作用、合併症

・左右差が出る可能性があります。
・注射針による内出血が生じる場合があります。
・筋肉の縮小抑制に伴う違和感や、筋肉の減弱作用が生じる場合があります。
・咬筋縮小作用により、食事の際に違和感を覚えたり、一時的に皮膚が前方に垂れてくる可能性もあります。
・一度注入されますと効果が切れるまで(約3~6ヵ月くらい)元に戻す処置はございませんが、時間とともに元の表情に戻りますのでご安心ください。
・ごくまれに発熱、吐き気、頭痛(約0.5%)などの症状が起こる場合があります。
・ボツリヌス治療の作用が、表情などに大きく作用することが予測される場合は、ボツリヌス治療以外の治療をお勧めさせていただく場合があります。
・ごくまれにアレルギー反応を起こす場合があります。
・ごくまれに迷走神経反射(脳の血流が低下するため、めまい、血の気が引くような感じ、冷や汗が出る、目の前が暗くなる、吐き気、腹部の違和感など)を起こす場合があります。
・本治療は万能ではなく、必ずしも症状改善を保証するものではありません。
・女性の場合、妊娠中または現在妊娠の可能性のある方、授乳中の方への投与は出来ません。また、ボツリヌストキシン注入治療後3ヵ月以内の妊娠は避けてください。
・男性の場合、ボツリヌストキシン注入後3ヵ月間避妊する必要があります。
・基礎疾患をお持ちの方は、事前に担当医にお伝えください。
・ウイルス性肝炎やHIVなどの既知ウイルスや病原菌に対する安全性は確立されていますが、未知のものに対しては理論的に完全に否定されているものではありません。
・治療後、一時的に注射部位の痛み、腫れ、赤み、熱感、違和感、出血斑、内出血、感染、過敏反応などが生じる場合があります。
・咬筋の働きが弱まることにより、一時的に噛みにくさ、咀嚼力の低下、顎のだるさ、口が開けにくい・閉じにくいなどの症状が出る場合があります。
・薬剤の作用が周囲の筋肉に及ぶことで、表情の変化、笑いにくさ、口角下垂、顔面の左右差、頬のこけ感、フェイスラインの変化などが生じる場合があります。
・体質や注入量、注入部位、筋肉の状態により、効果の出方や持続期間には個人差があります。また、十分な効果が得られない場合や、期待した改善が認められない場合があります。
・ごくまれに、脱力感、筋力低下、めまい、視力低下、発疹、かゆみ、呼吸困難、嚥下障害、声の変化、アナフィラキシーなどの重篤な症状が生じる可能性があります。異常を感じた場合は、速やかに当院または医療機関へご相談ください。
・治療後に脱力感、めまい、視力低下などがある場合は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作を控えてください。
・重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症などの神経筋接合部に関する疾患がある方、本剤の成分に対して過敏症の既往がある方は、投与できない場合があります。
・筋弛緩作用のある薬剤、アミノグリコシド系抗生物質、抗痙縮剤、抗コリン剤、ベンゾジアゼピン系薬剤、他のボツリヌストキシン製剤などを使用中の方は、作用が強く出る可能性があるため、必ず事前にお申し出ください。
・歯ぎしり・食いしばり等に対するボツリヌストキシン製剤注入治療は、使用する薬剤や治療目的によっては、国内で承認された効能・効果の範囲外となる場合があります。治療内容、使用薬剤、費用、リスクについて説明を受け、十分に理解・同意したうえで治療を受けてください。

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