入れ歯治療|四ツ橋駅直結の歯医者 なかやま歯科

Denture 入れ歯治療

「しっかり噛めること」を考えた入れ歯治療

「しっかり噛めること」を考えた入れ歯治療

歯を失ってしまった時に、ご自身の歯の代わりの役割をしてくれる入れ歯。当院では従来の入れ歯に加え、とくに下のあごにおいては、1~2本のインプラントを併用し、入れ歯の揺れやガタつきを劇的に低減する「インプラントオーバーデンチャー」の多様な症例も有するなど、患者さまのご意向に応じた幅広い治療をご提供しています。

症例情報
主訴 今の入れ歯ではしっかり咬めないので何とかして欲しい。
診断名・主な症状 上下無歯顎
年齢 59歳
性別 男性
治療詳細 3┯3インプラントオーバーデンチャー(インプラントに固定力を求めた総入れ歯)
【初診】
・資料どり
【2回目以降】
・治療計画の説明(コンサルテーション)
・3┯3にインプラント埋入、即時プロビジョナルインプラントオーバーデンチャー
・8週後に本番のインプラントオーバーデンチャー作製のための型どり
・2週後にセットして終了
治療期間 10週
治療回数 6回
費用 80万+TAX
リスク・副作用 インプラントはメインテナンス(定期検診)が大切です。天然歯と同様、定期的な咬み合わせのチェック、清掃できているかのチェックを怠るとインプラント周囲に炎症をおこすリスクがあります。

もう一度噛むための、2つの方法

もう一度噛むための、2つの方法

ご自身の歯を全て失ってしまった患者さまに、もう一度しっかりと噛んでいただける状態をつくる。その方法は、大きくは2つに分かれます。ひとつは総入れ歯による治療、そしてもうひとつはインプラントによる治療です。
当院では、総入れ歯よりもインプラントをお勧めするケースのほうが多く、また実際の治療においても、インプラントによる治療を行うケースのほうが多いことは事実です。

確かに、インプラントは入れ歯よりも治療費用が大きくなってしまいます。しかし、患者さまのお望み通りに、硬いものでもしっかりと噛めるようになることを重視すると、どうしても総入れ歯よりもインプラントによる治療に軍配が上がるためです。

このような背景をはじめ、当院ではインプラントによる治療をお勧めするケースが多いものの、総入れ歯をご希望される患者さまや、事前の検査の結果やお口の状態によりインプラントによる治療が難しい患者さまには、総入れ歯による治療を行っています。

総入れ歯づくりにもこだわっています

総入れ歯づくりにもこだわっています

総入れ歯を安定させるためには、粘膜にしっかりと吸着させるテクニックが必要になります。例えば上あごの総入れ歯をつくる場合、口蓋(こうがい:上あごの裏側)を全て覆って吸着させなければ、入れ歯を安定させることができません。

そうすると、どうしても覆った上あごの裏側が分厚く感じてしまい、舌感(ぜつかん:舌があたった時の感触)が悪くなります。これを解決するため、上あごの舌が触れる部分を金属で覆う(金属床)などの対処を行うことで、少ない違和感と高い安定性を兼ね備える総入れ歯づくりを行っています。

また、より美しい見た目にするために、特殊な素材を用いることで歯ぐき部分をよりリアルに再現したり、歯の部分にセラミックを用い、ご自身の天然の歯により近い見た目にすることも可能です。

当院では、保険範囲内の入れ歯治療から、これらの審美性を高めた自由診療の入れ歯まで、患者さまのご希望に応じた総入れ歯を幅広くご提案しています。

快適に噛める、インプラントと入れ歯の併用
(インプラントオーバーデンチャー)

快適に噛める、インプラントと入れ歯の併用(インプラントオーバーデンチャー)

歯を失ってから年月が経つと、もともと歯があった場所の骨が吸収して(無くなって)しまいます。骨が吸収してしまうと、上あごの形状が平坦になってしまい(もともとあった、歯の生えていた土手も平坦になってしまい)、入れ歯をしっかりと吸着させることが難しくなります。その結果、噛んだ時にどうしても揺れやぐらつきが出てしまいます。

このような場合、とくに下の入れ歯においては、2本(場合によっては1本)インプラントをアンカー(固定源)として埋入しておくことで、入れ歯の揺れやぐらつきを劇的に低減させることが可能です。これがインプラントオーバーデンチャーです。

症例情報
主訴 上の歯が歯周病で抜けてしまった。
診断名・主な症状 重度歯周炎
年齢 62歳
性別 男性
治療詳細 43┷34インプラントオーバーデンチャー(インプラントに固定力を求めた総入れ歯)
【初診】
・資料どり
【2回目以降】
・治療計画の説明(コンサルテーション)
・43┷34にインプラント埋入(上顎のインプラントオーバーデンチャーは力学的に不利なため即時荷重はしない)
・2ヶ月後に2次オペにて2次安定の確認後、ヒーリングアバットメント装着
・1ヶ月、歯肉の治癒を待ち、本番のインプラントオーバーデンチャー作製のための型どり
・2週後に完成されたインプラントオーバーデンチャーを装着で終了
治療期間 4ヶ月
治療回数 8回
費用 130万+TAX
リスク・副作用 上顎のインプラントオーバーデンチャーは力学的に無理があり、最も予後が安定しない治療方法に過ぎません。過度な下顎前突の上下顎対向関係の上顎無歯顎症例や、患者さんの経済的な費用面から仕方なく苦肉の策で行う治療方法と考えています。
インプラントへの応力によりインプラント周囲骨の吸収やインプラント体の破折、上部構造の破折のリスクが大きいです。

※インプラントオーバーデンチャーができないケース

インプラントオーバーデンチャーは、インプラントを埋入することが難しい状態まで骨が吸収して(無くなって)しまっている場合や、詳細な検査の結果、インプラント以外の選択肢を検討すべき場合には、行うことができません。

上あごへのインプラントオーバーデンチャーはお勧めしていません

下あごへのインプラントオーバーデンチャーはたいへん有効ですが、上あごへの処置は、世界的な研究データからも、あまりお勧めすることができません。

人間の噛むという行為は、例えるならば上あごは受け皿、下あごはハンマーの役割となり、上の歯は下の歯が打ち付ける力に耐えられるように強くしておく必要があります。しかし、2本(場合によっては1本)のインプラントだけ上あごの入れ歯を支えようとしても、長期的には、下あごからの力に耐え続けることが難しいと考えられるためです。

※専門的で、少し難しい記事ですが、当院のブログで、上の歯は、下の歯の力をしっかりと受け止められるように治療しなければならないことを説明しています。ご興味をお持ちの方は、ぜひ一度ご覧になってみてください。 「上顎優先のインプラントによる治療
(治療計画の重要性2)」を見る

スルメやたくあんが噛めるようになるために

一般的な入れ歯は、保険も適用でき、インプラントのような外科的処置も必要ありません。しかし前述の通り、インプラントによる治療が可能であれば、快適性やガチっと噛める点において、インプラントによる治療に軍配が上がります。衛生面においても、薬剤での洗浄が必要となる入れ歯に対し、インプラントは従来通り、日常の歯磨きで問題ありません。

また、寝たきりになるなどで歯磨きがしにくくなる将来を見据え、取り外し可能な入れ歯がいいと仰る方もいらっしゃいますが、現在では、介助者が簡単に取り外すことができるインプラントも普及しています。

スルメやたくあんが噛めるようになるために

入れ歯は、食べ物の温度を感じにくい違和感や装着時の不快感、いくら吸着させても、天然の歯やインプラントのように、スルメや沢庵など、硬いものを噛みたくても限界があります。これは結果として、食べるものの偏り、そして摂取する栄養が偏る一因にもなります。

噛めるものを増やすことで、食べられるものの幅を広げる。治療方法をご検討の際には、ぜひこんな視点からもご検討ください。

治療費用例

治療名 詳細 治療期間の目安 治療回数の目安 値段(税込)
インプラントオーバーデンチャー

入れ歯を固定するためにインプラントを使用します。

5~6か月 9~10回 330,000円
※インプラント代
別途
総入れ歯(チタン床)

薄い金属で作製するため、保険の入れ歯に比べて、厚みによる違和感を軽減することができます。※コバルト床に比べ、チタン床の方が軽い入れ歯です。

1~2か月 5~6回 330,000円~
500,000円
総入れ歯(コバルト) 1~2か月 5~6回 220,000円~
400,000円
※治療期間・回数はあくまで目安であり、症状などによって異なりますので、詳細は歯科医師にご確認ください。
詳しい料金情報はこちら
●入れ歯治療にともなう一般的なリスク・副作用

・天然歯に固定する入れ歯では、その歯に負担がかかることがあります。
・入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
・使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
・金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。

●インプラントオーバーデンチャーの使用にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自由診療(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。
・インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
・高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
・手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
・手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、あご・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
・手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
・手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
・インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
・毎日の清掃が不十分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
・入れ歯使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
・入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
・使用方法などにより、破損することがあります。
・定期的な検診・メンテナンスが必要です。

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