当院歯科衛生士原野がFIDI歯科衛生士セミナーにて講演を行いました

2015年11月29日、ベルサール御成門駅前(東京都)にて開催された第2回FIDI歯科衛生士セミナーにて、歯科衛生士の原野が「健口長寿への誘い〜私たち歯科衛生士だからこそできること〜」をテーマに講演を行いました。

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日本人の平均寿命が男女共に80歳を超えていることは、既にご存知の方も多いと思います。しかし、寿命が「健康寿命」と、それに続く「不健康寿命」に分かれ、「不健康寿命」の期間が男性で約9年、女性で約12年あるということは、まだあまり知られていません。

患者さまにこの事実を知っていただき、いつまでも元気に過ごしていただくために、私たち歯科衛生士は何ができるのか。今回はこのようなテーマのもと、当院で行う健康指導の実例をご紹介しながら、およそ200名の歯科関係者の皆さまにお話をさせていただきました。

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図のとおり、歯を失って噛むことが難しくなると、食事に偏りが出て、タンパク質やミネラルなどの不足が見られるようになります。これは、サルコペニアやロコモティックシンドローム、フレイルティなどの身体機能の低下に繋がり、その先の「不健康寿命」にも繋がっていきます。

これに対して歯科医院ができることは、大きく2つに分かれます。ひとつは、歯科医師が「噛めるようにする」こと、そしてもうひとつは、私たち歯科衛生士が「健康へ誘う」ことです。

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ブラッシングの指導や歯石を取り除くことなどは、歯科衛生士のもっとも基本となる役割です。当院ではこれに加え、歯科衛生士が食育インストラクター資格を取得し、患者さまへの食事指導や運動指導にも取組んでいます。

カウンセリング、高精度体成分分析装置による測定から始まり、患者さまひとりひとりに応じた食事メニューやトレーニングメニューを考案し、患者さまと二人三脚で実践する。これは、従来の歯科衛生士のイメージとは違うかもしれません。しかし、街で一番身近な医療機関の歯科医院だからこそ、さらには徹頭徹尾、首尾一貫して患者さまと関わることができる歯科衛生士だからこそ出来ることだと思っています。

これから先、歯科衛生士が担うべき役割は、今まで以上に増えていくはずです。現在の取組みに決して満足することなく、これからも、患者さまの健口長寿を考え、新たな取組みにチャレンジしていきます。