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NAKAYAMA DENTAL CLINIC 医療法人 恵翔会 なかやま歯科 CALCITEK 社公認インプラントセンター

トピックス

記事 【2009.09.03】

インプラント臨床医のための情報誌
「IMPLANT WORLD 2009 Summer Vol.001」 に掲載されました!








[ 第一回 ~スプライン・ユーザーを尋ねて~ ]

医療法人 恵翔会 なかやま歯科 (大阪市西区)

今回インタビューに応じていただいた中山隆司先生が院長を務めるなかやま歯科は、
6年前の2002年に大阪市西区のビルの2階部分でチェアユニット3台からスタートしました。
2006年には医療法人社団 恵翔会 なかやま歯科を設立し、現在は2階部分が
チェアユニット5台の一般診療フロア、3階部分に高度医療オペ室と歯科用CTルーム、
そしてPMTC・メンテナンスルームを設け、更に4階に研修施設を擁したビルの2階から
4階を占める歯科医院に成長されました。
スタッフは歯科医師が常勤4名と非常勤2名の計6名、歯科衛生士7名、受付2名の総勢15名を誇っています。

開業当初からスプライン・インプラントシステムを導入されていることから、今回はHAインプラントを中心とした質問に
答えていただきました。


Q. チタン系インプラントの臨床応用は経験されましたか?
A. 勤務医時代にBranemark systemを2年ほど経験しました。



Q. スプラインHAインプラントを臨床導入されたきっかけは何ですか?

A.
私は、患者さんが痛くなく、腫れもなく、来院回数が少なく治療期間が短いインプラント治療を目指していました。
また、私の医院の立地条件からも成熟側埋入のインプラント症例は少なかったので、
以前から抜歯即時埋入インプラントに注目していました。
しかし、私が開業した当時は、現在の「口蓋側埋入」などの概念は一般的ではなく、
チタン系インプラントにおいては抜歯窩に合わせたテーパーアナトミックタイプの径の太い
インプラントを埋入するというのが主流でした。

つまり、チタン系インプラントの場合は抜歯窩内の骨壁からインプラント表面までの距離が
2mm以上あると抜歯即時埋入は不可能であり、歯肉弁が一回閉じてからの、メンブレンを
用いたGBR併用の抜歯待時埋入を選択せざるをえないというのが一般的だったわけです。

そうなると、現実的に抜歯即時埋入インプラントの適応症例は少なくなり、私の目指している
低侵襲のインプラント治療とは逆に、抜歯待時埋入に付随した粘膜移植やGBRなどの
手術によって侵襲が増大してしまいます。
医院のコンセプトでもある“やさしさ”を表現した設計の受付
医院のモットーは、分かりやすい説明、痛くないやさしい治療を心がけることという中山院長。  ところが一方では、HAインプラントの場合だと抜歯窩内の骨壁からインプラント表面までの
 距離が2mm以上であっても抜歯即時埋入が可能であり、HAの骨伝導能によってインプラント
 周囲に骨が形成されるという報告もありました。

 このように、チタン系インプラントとHAインプラントでは、抜歯即時埋入インプラントに
 関する術式の考え方が根本的に異なっていて、抜歯即時埋入インプラント自体の術式が
 整理されていないと感じていました。

 このようなことから、抜歯即時埋入インプラントが疑問視されている状況もあり、
 ある意味では抜歯即時埋入インプラントの国内におけるパイオニア的時期であったと
 いえるでしょう。そんな時期であったために、理論的裏づけに共感ができて、
 HA自体のクオリティも高いスプラインHAインプラントを導入したわけです。


Q. スプラインHAインプラントを臨床導入してよかったと思われることは?

A.
抜歯即時埋入インプラントへの応用は期待通りでしたね。
抜歯窩内の骨壁からインプラント表面までの距離がかなりあるケースに
スプラインHAインプラントを応用して、少し不安を抱きながら12週後に二次手術を
行ったのですが、抜歯窩は完全に新生骨が形成され、インプラント自体を覆うほどの
骨形成が認められました。

また、チタン系インプラントでは治療が厳しい症例であっても、スプラインHAインプラントを
使用することで比較的楽に治療を終えられるようになりました。インプラント埋入直後あるいは
二次手術までにインプラントが脱落するというのが、最も患者さんの不信感を募ると考えて
いますので、そういう意味ではストレスを感じないで治療を進めていけるようになりました。

PMTC・メインテナンスルーム。 癒しの空間の中でクリーニングを受けられる。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を併設した、インプラント高度医療オペ室。  患者さん側も痛くなく短期間に治療を終えることができる
 ので喜んでいただいています。
 特に他医院でインプラント治療を経験したことのある
 患者さんは、来院回数の少なさ、
 治療期間の短さに感謝されています。

 また、他医院でインプラント治療は不可能と言われた
 患者さんでも、私の医院では適応症例になります。

 最近では、CT断層撮影により基底骨の厚みを診査し、
 HAインプラントを応用した抜歯窩形態にとらわれない
 埋入ポジションを設定することによってシンプルな
 術式を選択できるため複雑な処置や長期経過後の
 予知性が乏しいと思われるGBRなども極力避けられ、
 治療費も抑えられることになります。
今は自信を持ってインプラント治療を勧めることができるようになりました。


Q. スプラインHAインプラントの臨床応用で有利な点は何ですか?

A.
多数歯欠損症例などの広範囲にわたるインプラント治療では、
インプラントインターフェースがエクスターナルであるスプラインの方が
フィクスチャーレベルの印象採得が容易となるので、アンダーカットが
存在しやすいインターナルインターフェースよりもはるかに
有利だと思われます。

またエクスターナルインターフェースは上部構造に不当な圧が
加わったとしても、その不当圧がインターナルインターフェースの
ようにインプラント体にダイレクトには伝わりにくいという利点があります。

さらにスプラインの場合は、大きな負荷が加わったとしてもインプラント体
側のインターフェースであるタインは破壊されずに、
アバットメント側のスロットルが壊れるように設計されているので、
インプラント体にダメージを受けることがないというのも大きな
メリットだと考えています。

残存歯や口腔内環境を保護するためのインプラント治療と
いうものを確立したいと考えています。

 最新のCTも完備。
 断層画像、3D画像を駆使して治療計画を立てている。


 どのような症例においても一口腔単位で治療計画を考え、顎位、
 歯周環境、審美などを総合的に診査診断して、治療のために
 必要な一つのオプションとしてインプラントを有効に利用したいと
 考えています。欠損補綴の第一選択がインプラント治療であるという
 風潮もありますが、その前に診るべきところが多くあると思います。


歯を失った原因が何であるのかを見極めた上で、インプラント治療の利点を最大限に活かした
治療を確立していくというのが今後の目標です。
あらゆる歯科治療に欠かせない存在となっている、マイクロスコープ。


患者さんには快適な環境で治療を受けて頂きたいとの思いから、各診療チェアーは壁で仕切られている。 この他、完全個室も完備。


総勢15名のスタッフと共に。

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