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歯科医院の立場から2025年問題を考える(院長)

2025年問題という言葉を耳にされたことはあるでしょうか。日本の人口ピラミッドにおいて突出している年代層、すなわちベビーブームの世代が75歳以上になることに伴い、増大する医療費や介護費を考えなければいけない、というお話です。

 

ここでもうひとつ、「健康寿命」という言葉は耳にされたことはあるでしょうか。健康寿命とは、寝たきりなどにならず、自立した健康的な生活が送れる期間のことを表す言葉です。日本人の平均寿命が男性で約81年、女性で約87年(平成29年)に対し、健康寿命は男性で約71年、女性で約74年(平成25年時点)となっています。

 

もうお気づきかもしれませんが、2025年問題で挙げた75歳という年齢は、健康寿命を年数を上回る年齢なのです。また、65歳あたりの年代になってくると、サルコペニア、フレイル、ロコモティブシンドロームも増加してきます。

 

健康寿命を延ばし、元気な老後を送っていただく、すなわちサクセスフルエイジングのためには、まずはこれらを知っていただいたうえで、ご自身の現在の健康状態を把握し、健康の維持と促進に取り組むことが大切です。

 

噛めない状態で当院にご来院された、とくに65歳以上の患者さまにおいては、計測結果に低栄養、偏った食生活によるタンパク質・ミネラル不足を確認することが多々あります。健康寿命を延ばすためには、噛める状態にしっかりと回復することはもちろん、食事指導、運動指導などによって全身の健康に繋げることが不可欠です。

 

歯科医院は、街で最も身近な医療機関のひとつです。そんな歯科医院という立ち位置から、心斎橋や北堀江をはじめとする当院近隣の患者さまはもちろん、もっともっと広いエリアからの患者さまのお口と全身の健康をサポートする。この想いこそ、当院のすべての取り組みの根底に共通する信念です。