●虫歯になりやすいかどうかを調べる
世の中には虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。
「一生懸命歯を磨いているのに虫歯ができた」と嘆く人がいるかと思えば、 「歯なんかあまり気を付けて磨いたことはないけど、虫歯は一本もない」という人もたまにいます。 この違いは何処にあるのでしょうか。
虫歯ができるのにはいくつかの要因があり、それが重なり合ったときに虫歯が出来ます。 つまり、その要因を一つ消していくことができれば、虫歯になるのを防ぐことができるのです。
考えてみれば、今までの歯科の世界では検査というものがほとんど行われてきませんでした。 普通何か身体に異常があって病院に行くと、血液検査や尿検査など、身体の状態を知るための検査を色々受けます。 ところが、歯科では、歯のレントゲン検査はありますが、口の中の状態を知るための検査はなかったのです。
口の中の状態を調べるには、唾液を調べるのが一番です。
唾液を採取して、その量やpH、虫歯菌の数などを調べ、総合的に虫歯になる可能性を判定します。
最近では、「虫歯のリスク検査」といって、国内外の数社から販売されている虫歯リスク検査キットを使って、 簡単にしか医院で「虫歯のリスク検査」が行われるようになりました。 この検査を受けることによって、あなたの歯を守るうえでどこに問題があるかがわかります。 それがわかれば、次の対策が打てるのです。
●「虫歯リスク検査」の手順
@問診
一日の飲食の回数、フッ素の使用状況などの質問に答えてもらいます。
飲食回数が多い人は、それだけ虫歯菌への餌が頻繁に補給されていることになります。 そのため、虫歯になる危険性が増します。
フッ素は酸に強い(溶けにくい)歯を作ります。
また、虫歯菌の繁殖を抑制するので、歯磨き剤や洗口剤でフッ素を使用していると虫歯の危険度は減少します。
A口腔内診査
実際に口を開けてもらい、虫歯、あるいは虫歯の治療跡が何本あるかを調べます。 同時に、歯垢(プラーク)がどのくらいついているかを調べます。
B唾液検査(サリバテスト)
「虫歯のリスク検査」の中心である、唾液の検査です。
まず、専用のガムを5分噛んで、試験管に唾液を吐き出してもらい、その量を測定します。 次にこの唾液の一部を使って酸性度を調べます。 唾液の酸性度を測ることによって、唾液の中和する力がどのくらい働いているかがわかります。 酸性に傾いていると、それだけ虫歯になる危険度が増します。
C検査結果の説明
検査結果は、1週間程度で戻ってきます。
この表をもとに、改善できる条件について具体的な対策を考え、一人ひとりに合った「虫歯予防プログラム」を作ります。
虫歯ができてから治療しているようでは、虫歯をなくすことはできません。 虫歯ができるような、歯および口の中の環境が問題だからです。 虫歯になりやすいリスクを取り除くために、この検査について歯科医院で相談されてみては如何でしょうか。
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