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● 噛むことの重要性
口の健康が損なわれると、食欲不振や精神不安を招き体調不良になります。 「目は心の窓、口は健康の窓」といわれる所以です。 また、口への刺激は脳の働きと綿密な関係にあり、ボケ防止の効果もあります。 ● 生き生きと脳を活性化 右上の図の右半分は、体の部分の動きと大脳の働きを示したもの。 左半分は、皮膚感覚をつかさどる神経の数の多い少ないを示したものです。 脳への影響力は手、そして頭(特に口)、続いて足の順です。 昔、お年寄りが手にクルミを二個ずつ持ち動かしていたのは、手を使うことが脳を刺激し、 頭を生き生きとさせることを知っていたからだと思います。 口を使うことは、食べる・話す・歌う・笑う・ブラッシングするなどがありますが、 食べることで脳の三分の二が働くといわれています。 食べるという行為は、目で見て、匂いを嗅ぎ、唇で取り込み、歯で噛み、唾液が分泌され、 舌で味わい、噛む音まで楽しみます。 これらの行為で顔全体の筋肉が動き、脳への血行が良くなるのです。 顎を動かす筋肉は胸までつながっており、飲み込む時には足の裏まで力が入ります。 噛む刺激で胃や全身の細胞が目覚め、心も生き生き! ● 噛むことは 毎朝ご飯を食べ、歯を磨くことは、単に栄養補給というだけでなく、 頭を目覚めさせ、意欲的な活動を始めるために重要なことなのです。 ● 介護の現場において 介護の現場において、飲み込む力が衰えた方に食べさせることは、特殊な技術や訓練が必要です。 どうしても必要な場合がありますが、鼻からチューブを通し栄養ドリンクなどを流し込む方法が 安易に行われている場合が見受けられます。 しかしこれでは、大脳への刺激が少なくなります。 要介護者が口から食べられるようになると顔が生き生きし、目も輝いてきます。 噛んで食事をする大切さが良く分かります。 介護での口腔ケアは、ただ清潔にするという目的だけでなく、脳を刺激させるという役目も果たしています。 食事の前に行う口腔ケアは、唾液分泌や胃液分泌を促し、吸収力をアップさせているのです。 口を健康に保ち、美味しく食べる。 これが一番のボケ防止といえそうです。 |
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